カタストロフ・マニア 島田雅彦

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この近未来小説は、発刊された2017年の時点で、2019年からのコロナ禍を予見したかのような内容です。

物語の設定から、いろんなことが想起されます。

①カタストロフ(大災害)の原因が、太陽の「コロナ質量放出」という点。言葉だけの一致ですが、「コロナ」という一致は気になるところです。

②カタストロフからの再起を妨げているのが、原発という設定です。これは福島を想起させます。

③状況としては、新種の伝染病が蔓延していると言う点。これこそ、言葉だけではなく、まさに「コロナ禍」の状況と一致しています。

④ネット上でささやかれている「意図的な人口淘汰」の黒い噂のようなことも書かれています。

⑤地下には第二東京があるとか、これはプリンセス・トヨトミの大阪国を想起させます。

⑥主人公の血液検査の結果で検出された「不活性ウィルス」は、まさにワクチンであり、竹内涼真と中条あやみが出演した「君と世界が終わる日に」のストーリーを想起させてくれます。

⑦ウィルスの感染源を国家安全保障局が調査し、この新型ウィルスは自然発生したものではなく、研究所で人工的に作られたものだというストーリーは、新型コロナが中国武漢の研究所から流出したとされた話とよく似ています。

 

①③⑦の一致から、コロナ禍まえの2017年に刊行されたこの小説は、予言書ではなかろうかとさえ思われるのです。

あらすじは、・・・

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この記事は、復元リメイクです。 
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