たった一日で人生が変わってしまう 『明日、世界がこのままだったら』 行成薫 感想 あらすじ ファンタジーか?

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はじめに

死にそうな人が、ほんとうに死んでしまうまでの間に訪れることになるのが「狭間の世界」である。

実際は思い出の風景が狭いエリアに存在して、人は存在しないという世界で、生きていた環境への未練を絶ち、魂だけになるところだと言う。

今までいろんな死後の世界を読んだ気がするが、わりとしっくりきたのは初めてではないだろうか。

さて、そんな一人ぼっちのはずの世界に、神様の手違いで、同じところに若い男女が招かれてしまった。

どうせ死ぬのに今さら恋もしないし、食べなくても死なないはずが、他人というか若い異性が近くにいるせいで、生への欲望と戦わねばならぬ状態になっていく。

そして、神様の手違いで、どちらかだけが生き返ることができると神の使いから知らされる。

打ち解けてしまった二人は、自分と他人の生と死の選択を迫られるが。。。


つづく

ふたりの選択は? 続きはこちら

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