裏切りのギフト ~資本主義に鉄槌を下す~ 穂波了

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はじめに

アガサクリスティー賞受賞作家のこの小説の分類は、勿論ミステリー?
殺人犯を探すわけではなさそうだが。。。
サスペンスSFミステリーというのは、欲張りすぎだろうか?
本の感触は柔らかく、文字および行間も程よく、老眼の私にも読み易そうだったのと、ややSFっぽいカバーの挿絵が気に入ったので読んでみることにした。

 

本文

およそ三十年前、中国政府は各分野で活躍できる人材を創る計画を極秘で実行し、作り出されたのがギフテッド・デザイナーベビー。IQ180を超えた彼らは寿命が短い。

スパイとして各国に送り込まれたが、新しい中国政府の、旧世代の膿を出すという方針転換によって彼らもその膿の一部として命を狙われることになったが、追っ手から逃れ「ギフト」と名乗ったメンバーが日本へ亡命を望んだ。

ギフトの能力に興味を持った米国が日本に協力を求め、日本は協調してギフトを追うことになった。そして警視庁SAT制圧班の伊吹警部と藤崎塔子が指名された。

だが、ギフトを殺害して関与の証拠を消そうとする中国政府やギフトを乗っ取ろうとする謎の黒フード集団が絡み、事態は思わぬ展開を見せる。

ギフトを乗っ取った謎の黒フード集団は、警察幹部や伊吹警部らの子どもを誘拐して千葉県の某所の最上階のホテルに立てこもる。

何が真相なのか、何故そのようなことをするのか、日本政府、中国政府、警視庁公安部の駆け引きと伊吹警部の動きに手に汗を握る!

果たして人質は助かるのか?隠された真相とは!?

詳しい続きはこちら

 

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お読みいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
武器として生み出され、子供も持てず、祖国に裏切られて、命を狙われるデザイナーベイビーの存在はすでに始まっているのでしょうか。
彼らの運命と生命についても考えさせられました。

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